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衣料品工場の本音 「日本のオーダーはやりたくない」

日本のオーダーは品質にうるさい

日本人が細かいのは世界でも有名ですよね?几帳面な性格の日本人は大雑把な事を嫌います。

また、海外は日本人と比べると大雑把な性格をしています。

 

例えば、オーストラリアからのオーダーの話しですが、生産をし輸入した商品が色落ちする事が発覚しました。他の洗濯物と一緒に洗うと、全てがその色に染まってしまう程の色落ち。

日本ではクレームとなる商品です。

しかし現地の消費者からはクレームがありません。

オーストラリアの消費者は「他の色と一緒に洗う方がバカだ。それは当然の結果だ」とクレームを出さないからです。

 

日本ではありえない事でも、海外では一般的な事も多々あります。

 

工場側はオーストラリアからのクレームがなく、そのような自体を気づけません。その後に日本からのオーダーを受け、同じように染色した商品を納品します。

そうすると、日本側からクレームが入り再生産や保証などの話になります。

 

オーストラリアからクレームが無い商品と同じ物を納品した工場は、日本人のオーダーはクレームが多いと思い込みます。

工場は勿論、クレームがない商品を納品したいので、日本よりオーストラリアのオーダーを重宝します。

 

どのように対処するのか?

 

商品の色落ちには染色堅牢度基準と言う数値化した基準があります。

せんしょくけんろうど【染色堅牢度 color fastness】 染料で染色された染色物,あるいは顔料で着色された(顔料捺染,原液着色など)繊維製品は,その染色加工工程や使用中に受ける種々の作用,たとえば日光,風雨,洗濯,汗,摩擦,水浸漬,塩素漂白,海水,ドライクリーニングなどの作用により,変色または退色する。

染色堅牢度は、海外でも簡単に受ける事が出来ます。

勿論、費用はオーダー側が負担しますが、堅牢度基準を受けた生地を手配する旨を、オーダー当初に依頼をする事も対処方法の1つとなります。

 

日本のオーダーは数量が少ない

日本のオーダー数量は、先進国の中でも非常に数量が少なくデザイン数が多い事で有名です。

 

例えば海外からのオーダーは、企業によっても異なりますが、1デザイン万枚のオーダーは当たり前。しかし日本の衣料品製造業は、1デザイン数百枚、または百枚程度のオーダーが当たり前となってしまっています。

実際に数百枚だと個人でも取引できる金額で、小ロットの水準をはるかに下回っている状態です。昔小ロットと言えば1デザイン600枚程度の数量でした。

海外工場は日本向けから、ヨーロッパやアメリカのオーダーにシフトチェンジし難を乗り切った工場と、現在もしぶしぶ経営をしている工場があります。

 

 

当然ですが、工場はより良いお客さんと付き合いたいのが道理です。

日本のオーダーは、細くて数量が少なくクレームが多いというイメージが定着しています。正直「日本のオーダーは迷惑な話」と言う工場も多々あるのが現状です。

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